バリウム検査を受けられた方へ
検査後の注意点とお薬についてご説明します。
バリウムが便として出るまで
バリウム検査で飲んでいただいた白い液体(バリウム)は、胃や腸の形を詳しく見るために
使われます。検査が終わったバリウムは、そのままにしておくと腸の中で固まり、便秘を引
き起こしたり、お腹の不調の原因となることがあります。
そのため、バリウムが腸の中で固まる前に、できるだけ早く体の外に出す必要があります。
体に入ったバリウムは、時間が経つにつれて徐々に水分が吸収され、固まりやすくなります
。これを防ぎ、スムーズに排泄を促すために、下剤を服用していただきます。
お薬(下剤:センノシド)の飲み方について
バリウムの排泄を促すために、以下の下剤をお渡ししています。
お薬の種類
● センノシド(刺激性下剤):錠剤飲み方
● お渡ししたお薬は、検査終了後、できるだけ早い段階でお飲みください。
● もし検査終了から時間が経ってしまった場合は今晩寝る前迄にお飲みください。
● 通常は1回2錠です。水またはぬるま湯で服用してください。注意点
● 水分をいつもよりたくさん摂りましょう。 バリウムをスムーズに出すためには、水
分をしっかり摂ることが非常に重要です。水やお茶などをこまめに、普段より多め
に飲むことを心がけてください。
● お薬を飲んでから個人差はありますが約6時間程度で効果があらわれ、便意をもよお
します。 ● 便に白いものが混じったり、便全体が白くなったりするのは、バリウムが体外に排
出されている証拠です。バリウムが全て出るまでは、白い便が何度か続くことがあ
ります。
● お薬の効果で、お腹がゴロゴロしたり、軽い腹痛を感じたりすることがありますが
、心配いりません。
こんな時はご連絡ください
● 激しい腹痛や吐き気、嘔吐がある場合。
● お薬を飲んで、もしアレルギー症状(発疹、かゆみなど)が出た場合。
ご不明な点がございましたら、ご遠慮なく当院のスタッフにお尋ねください