教えて!藤森病院

病気や治療のこと

Q.下肢静脈瘤になるとどのような症状が出てくるのでしょうか?
動脈によって運ばれた血液は静脈を経て心臓に戻リますが、下肢静脈瘤になると足の静脈血の還流が悪くなって、さまざまな症状がでてきます。


足の重だるさ、むくみ、痛み、ほてりなどの症状がよく出現し、特に立っている時に症状が重くなることが多いです。また、睡眠中でも急に足の筋肉がつる、いわゆるこむら返りも起こりやすくなります。


Q.やはり治療しないでいると進行していきますか?
大きく分けて、手術後保存的治療があります。

下肢静脈瘤の要因は、立ち仕事などの生活環境によることが大きく、環境が変わらなければ徐々に悪化していくことがよくあります。下肢静脈瘤は決して命にかかわる病気ではありませんが、進んでいきますと、この写真のように皮膚炎から色素沈着を起こしたり、さらに進みますと皮膚潰瘍が出現したり、治りにくい病態に移行していきます。こうなると治療もしづらくなっていきますので、皮膚病変を合併する前の治療をおすすめしています。


Q.どのような治療があるのでしょう?

浮き出ていないような細い静脈瘤であれば、硬化療法という選択肢があります。これは皮膚を切らずに直接静脈瘤に硬化剤を注射し、血管を潰して静脈瘤を治す方法です。


上の写真は網の目状静脈瘤という細い静脈瘤に対して行った硬化療法です。とても簡便で体の負担の少ない治療ですが、太い静脈瘤には適していません。また静脈弁異常による伏在静脈瘤に対しては、硬化療法単独では根治的治療とはなりません。
日常生活での心がけでも症状を軽くさせ、静脈瘤の悪化を防ぐ可能性があります。


長時間立つことをなるべく避ける、外出時や立ち仕事で静脈疾患の治療・予防に効果的な弾性ストキッングを着用する、なるべく足を高くして寝るようにする、などが効果あると思われます。

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