教えて!藤森病院

病気や治療のこと

Q.血管内レーザー治療について詳しくお話して下さい。
では、藤森病院での治療の実際を紹介いたします。


大伏在静脈の合流部から膝のあたりまでがレーザー照射範囲となります。手術の直前にドップラーエコーで確認しながら大伏在静脈の走行に沿って印をつけます。



手術台に寝て頂き手術開始です。膝の高さで大伏在静脈にシースという細い管を挿入し、エコーでみながら血管の周囲に全長にわたって特殊な麻酔薬を注入していきます。
これはTLA麻酔といって、通常の麻酔薬を10倍に薄めて止血剤などを混ぜたものです。大量に使用できますので広範囲の麻酔が可能で、血管以外のやけど予防も兼ねています。


シースに光ファイバーを挿入し、ファイバー先端からレーザーを発射します。シースと一緒にファイバーを抜きながら足の付根から膝に向かって伏在静脈をゆっくりと焼いていきます。だいたい3~4分で焼灼は終了しますが、点滴の麻酔も使いますので、意識のないうちに終わってしまいます。


膝から下の静脈瘤は、これもしっかりTLA麻酔を行った上で、特殊な器具を用いて小さく開けた穴からすべて切除していきます。重症例でなければ縫うような皮膚切開はしません。
最後に強めの包帯を巻いて終了となります。片脚で約30分の手術時間です。


Q.術後はどのくらいの安静が必要でしょうか?
藤森病院では基本的に経過観察のために一泊入院としています。

手術翌日にドップラーエコーで焼灼の状態を確認し、問題がなければ特殊な弾性ストッキングを履いて退院となります。
退院後は日常的な作業の制限はありません。1週間後と1か月後に外来受診していただきますが、2週間もすればほとんどの運動が可能となります。

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